UTokyo bicycle racing team

白馬

1日目DNF

2日目19位

就活が終わってから1ヶ月足らずであったが、この間はインカレロードを見据えて長距離(100キロ爆弾の克服)に焦点を当てて練習してきた。ローラーでは1時間の耐久走を入れたり、白馬の前の週末に400キロ乗るなど。就活でゼロになったところから再建を目指すところ、最初に距離を乗り込んでベースを作り、練習に耐えられる体にしておいてから後で強度を上げるという方針は多分あってるはず。ましてやこれまで体力の壁で完走出来ていなかったインカレロードを見据えるなら当然だと思っている。しかしその分クリテに対応できずこの2日間はかなり苦戦した。

1日目はポイントレース方式。2日目に比べ時間も短いのでポイント周回に合わせてガンガン上がる。練習の偏りが出てケイデンスをパッと上げて動きに対応するなどが出来なくなっていてほぼ集団最後尾を強いられ、コーナーで苦しんで切れてしまった。残り2周で赤旗を振られDNF。千切れてからのITTが練習のお陰で踏めてしまい残り2周まで聞かれなかったのは、白馬では皮肉。

自分はクリテなら練習してなくても完走できるだろうと思っていたのでショックだっただけでなく、今年度の学連ポイントを取れず、このままではインカレに出られないとなったのがメンタルにこたえた。その夜、自転車の練習をしていたら踏切の中で突然遮断機が下りてきて遮られるという夢を見たのだが、先に進めない事と恐怖を暗示していたのかも知れない。

2日目は35分プラス3周のロードレース方式。1日目からの距離延長を歓迎しつつ、集団の前にいることを心がける。ローリングから前に位置し、少し位置を落としても緩んだ時にラインを変えて前に上がることを繰り返していると基本的に前で展開でき、余裕を持って完走できた。ただ問題なく走れただけに結果が19位で悔しい。

先頭で抜け出そうとする動きのうち半分には乗ったと思うのだが、それらがいずれも決まらなかったのが悔しい。中盤で4,5人が抜け出した時に、自分がその集団を引く意思を見せれば協調体制が取れたのかもしれないと言うのがある。しかしどうしても完走しなければならないというのが足枷となり中盤に自分から脚を使って集団を引くというリスクを取れなかった。最終的に完走が確実になった最終盤で初めて自分からアタックしたが、最後までそういう脚が残っているのがわかっていたら中盤のチャンスで動いていたなあという感じ。高強度より持久力に振っていた今の自分にも合っていたので。現に最終盤でのアタックは火力不足で簡単に潰れたこともあり。

結局白馬では良いところなしだったが、そもそも狙っていなかった試合なので学連ポイントが確保でき、インカレロードに出れるようになった(2ptで出れなかったら知らん)ことで良しとする。長い時間になるほど走りやすくなるというのはこれまでになかった感覚なので練習の方針は合ってるという手応えも得られたところで、あとは合宿でそこを伸ばしつつ高強度を加えるのみ。体力がついたおかげで練習をフル活用できそうなのもポイント。

ご指導いただいた三宅監督、中村さん、2日間応援してくださった小藤さん、役員としてお世話になったOBの皆様、山田、ありがとうございました。