UTokyo bicycle racing team

TTT

なんかこれ出たいなと感じた立哨から一年、なんとか?メンバーに選ばれて出場することができた。なかなか練習場所も厳しく限られた練習回数の中で、しかも二週間弱前にハプニングも起こしてしまい(颯希さん本当にすみません)完全に詰め切れたとは言えない状況ではあったが、練習でいい方向には向かっていて、これならいけるという感覚を数回つかむことができた。直前一週間はしっかりターゲットとして見据えて、身体や練習を合わせに行けたと思う。

 

本番、やはり決戦装備は違う。音の遮られた世界で水の中にいるような感覚。自分たち四人以外は何もない世界に来たような心地いい集中の世界。ちょっと酔いしれそうになったが練習でしていたことをしないと意味がない。しっかりとコミュニケーションをとり、ペースを作っていった。最初は順風ですごく楽にスピードが出た。ここで調子に乗って指定ワットで踏んで後ろを殺してもいけないと思ってしっかりスピードを見ながら踏んでいく。これはよかったのかな。案外早く折り返しが来て少し逆風に。そんなに強くなかったので焦りもなく、少し前でしんどくなり始めたが。交代の集中力はよく、全く無駄足を使わずに後ろにつけていたので全然消化しきる疲れだった。3/4で一気に来るということだったので、そこに向けて少しでも余裕を残そうと考えて走れた。ペースも悪くなく、まだまだこっからだぞという時だった。まってまってという叫び声が聞こえた。どうやらパンクしたようで輪を颯希さんが受け取った。ロスが痛く、また3人になってしまったのでかなり焦った。しかし、この状況でもなんとかベストを尽くそうと3人で走り始めたが、交代といっても後ろに誰もいない。焦っていたのもあったのか、声が聞こえなかったようだ。どうやらもう一回パンクしたようで、DNF。

 

今回のTTTで感じたのは、まさしく‘チーム‘TTなんだなということ。前の準備から、井上さんに機材を見てもらって、長岡さんに練習に帯同してもらってアドバイスをもらって、監督、柿木さんに練習を考えてもらって、メンバー以外の選手も一緒に合宿に来てもらって。当日のサポートも、本当に手厚く、自分たちは完全にレースに集中することができました。植田さんをはじめ選手の一歩先を読んでくれて、本当に完ぺきなサポートでした。いろいろな人に支えられて、こんなにもその重さを両の脚に感じたことはありませんでした。それだけに何としても力をチームにも自分にも捧げたかったのですが、それができずに終わってしまいました。悔しさや憤りはなく、ただやってみたかった。力を試してみたかった。見せてみたかった。という感じです。

 

いやー来年も出たいです。欲を言えばもう一年出たい。就活やだ。。。

やりたいことなんていつまでもやってやるぞ。やりたくないことなんて今すぐ辞めてやるぞ。そんな逆行のないシンプルなモチベーションからわくエネルギーは大きいと思うのですが、それだけでは回らないんですよね。

 

最後になりましたが、機材、サポート、練習、大会運営に携わっていただいた方々、本当にありがとうございました。ちゃんと力を示せるように頑張ります。

 

(ITTはまた書きます)