UTokyo bicycle racing team

全日本学生選手権TTT

6/1 TTT

今年も来た、この季節この試合。昨年は土壇場でのメンバー入りが決まりあれよあれよという間に出走していたが今年は正メンバー、練習形態も変えチームとしてはまずまずの仕上がり。個人としてはまあ色々あり心技体4割の完成度といったところ。まあしかしメンバー的にある程度は世話する側に回らなければならない。

 


朝起きた瞬間、内臓が完全に死んでいた。まあ、脚には関係ないかな〜などと思いながら食パンを胃に詰め込む。全く曲名は分からないが確実にコナンのEDであろう曲をうつらうつら聴きながら会場につくと、やっぱりうちが力入れてんのはこの試合なんやな〜という雰囲気を実感。自分はこの雰囲気が恐れ多くて苦手である。緊張は別にないけど陸上の試合と同じ、待ち受けてる苦痛が容易に想像できてかつその苦痛が不可避であることへの不快感を多分に感じながらせこせこ準備する。検車試走アップと淡々とこなし体感よりすぐ出走時間。あれ、これって緊張のせい?出走前の掛け水で依田にスポドリをかけまくられなるほど今日はそういう日なのかと。

 


いざ出走するとどこぞの川とは違い路面がボコボコだったりパッサーバイがいたりしないので走りやすいことこの上ない。決戦装備効果もあって後ろでめちゃくちゃ休める。2分先のはずの早稲田をなぜかほぼ視界に捉えながら1ターン。あれ、これいけるんじゃね?まあ去年も一往復目は余裕があったので去年のアベレージパワーから大外れしない程度に先頭時間を微調整しながら淡々と踏む。ああ、もう一往復終わりか〜などと思っていると「ピシュン!」と乾いた音が。まあこのくらいあるかなと思っていたので心は冷静だったがまさか自分の音だとは思わず…パンクパンク!慌てて叫んだ。予定通り岡野さんと後輪交換して再出走したが、直後に「ピシュン!」

 


流石に終わったなと色々察した。近くにピットもなくあえなくDNF。やはり俺のボイドタイムは余裕で継続中だったよう。完全に不完全燃焼ではあるが、うーむ、他大学のパンク者数も見ると文字通り仕方がないという思い。いや、やはりヒューマンエラーなのだろうか。今後は小石を踏まないよう細心の注意をはらって走ります。

 


本日はサポートしてくださった方々本当にありがとうございました。いい意味で例年通りの厚遇を賜ることができました。こういったシステム、メソッドが必要なんだなあとしみじみ感じたり。しかしこのサポート体制を築くのに急を要してしまったのは事実であり責任の多くは大事な時期に関わることの出来なかった自分にあるなと反省しております。サポートの負担を増やしてしまいすみませんでした。

チームの走行の面では、コミュニケーションが今年はうまくとれたように思う。具体的には書きづらいので部内ページにでも書きます。ただ今年完走出来なかったというのは来年にわりと重くのしかかってくる気がする。ラスト4分の1で死んだ去年、今年はあのペースで走って最後乗り切ることができたのか?というのは来年にメンバーが3人残っていることを考えると知っておきたかったな〜。

 


今年は他大もパンクが多かったこともあるし脚質的にもイケそうなメンバーが揃っていたのでリザルトを見ると「パンクしなけりゃな〜」という思いが出てしまうが他大もみんな思ってるんだな。悔しさの残る年となったがまだあと1度だけチャンスはある。最後のTTTくらい花を咲かせてみたいな、サイボーグと底なしのアホを引き連れて。あと一人誰が入るかな、楽しみだ。

 


1年生は初めての試合サポートお疲れ様でした。正直なところなにもかも本当に意味不明だったと思います。多分僕は1年の頃、今の君たちより遥かに「意味不明だな、この試合」と思っていた気がします。メンバーに入っているからかもしれないけど、年々この試合の大切さが分かってくるようになってきました。きっと来年再来年と、同じ場所で違う景色を見ると思います。来年誰かメンバーに入ることを期待しているので一緒に頑張りましょう。

 


今回サポート面で力添えをいただいたOBの方ありがとうございました。井上さんなしではキメラアントのようなバイクで出走する選手が出ていたと思います。植田さんなしではサポートが回らなかったと思います。先生なしではローラー中にブルーシートとタイヤが擦る選手がいたと思います。ありがとうございました。

機材面でのサポートをいただき、暑い中テントまでわざわざ足を運んでいただいた日直商会水口様、ありがとうございました。同時に結果で恩返しできず申し訳ありません。来年こそはリベンジしたいと思います。

またその他応援に駆けつけてくださった谷川OB、サポートしてくれた選手、監督、洋和さん、役員の方々ありがとうございました。