UTokyo bicycle racing team

6/11 全日本学生選手権 個人ロード@修善寺5km 21/28周 DNF

本当に本当に苦手なコースで、最後の個人ロードがここになると決まったときは、ツイてないなぁとかなり憂鬱な気分だった。しかし、春合宿からしっかりと乗り込んで調子を上げて臨んだチャレンジでは、序盤からのアタック合戦に参加してドンパチやった上で(ほぼ最下位だが)完走できたので、省エネな走り方を徹底すれば個人ロードも完走はできるだろうと思うようになった。
修善寺オープンが調整不足で散々だったので、不安感は完全には拭えなかったが、絶対に完走できるという自身を持ってスタートした。

最初の数周はかなり早かったらしいが、チャレンジに比べればなんてことはなかったし、アタックは全てガン無視で集団でポジションを下げないように対応してただけなので、特に苦しくはなかった。
そのうちに10人ほどの逃げを容認する雰囲気になり、集団のペースが落ち着いて、最大2分ほど?まで開く。しかし、有力選手のほとんどは集団にいたので、10周過ぎたあたりからペースが上がって差が縮み始め、12周ぐらいで差が30秒程度になったところで、孫崎選手、中井選手、大前選手など有力選手が飛び出してブリッジをかけていく。明らかにこれが勝ち逃げだと感じたのだが、ここまでのペースアップで何度か足がつる程度には足にきており、まだ半分以上残ってる中で飛び出すことはできなかった。
このあと再び集団のペースが落ち着く。あっという間に逃げと2分以上開く。鹿屋が完全に蓋をしており、びっくりするぐらいペースが遅い。普通に緩めのペースで踏んでいるはずなのに、勝手に集団先頭まで出てしまう。その後も先頭で登りを弱メディオ、下りはほぼ踏まないというような感じでやっていると、何もしていないのに集団から飛び出てしまう。どうすべきか迷ったが、あのペースでは集団ごと切られてしまうので、どこかで集団内に残った有力選手が飛び出すか、強烈なペースアップをかけるだろうと予想し、足を使きすぎない程度のペースで前待ちすることにした。1周したぐらいで鹿屋,東北学院,明星の3人がジョインして4人になる。鹿屋曰く、「後ろは踏まないから」。やっぱり意図的に蓋をしている。
その後、最大1分まで集団と開き、数周そのまま4人で走ったが、18周完了あたりで吸収される。強烈なペースアップや飛び出しはなく、単純に普通のペースに戻った集団に吸収されただけで、自分の目論見は外れた。そして吸収直後の長者ケ原での野本選手のアタックを皮切りに、ガンガンペースが上がっていく。展開を読み外して中途半端に足を使ってしまった自分は、これについていけない。このペースアップが嫌だから前にいたのに、、、  ここで千切れたら一生後悔するぞとひたすら自分に言い聞かせてなんとか絞り出そうとしたが、それでもついていけない。為す術なくちぎれる。
その後はまともに回るグルペットを形成することもできず、21周で足切り

今回は本当に本当に限界だった。これまでは、走り方が悪くて無駄足を使ったり、中切れや落車に巻き込まれたりというレースばかりで、自分の力を出し切れていない感じだったのだが、今回は最適ではないものの、十分なレベルの走り方ができていて、正真正銘、脚の限界で千切れた。走り方の進歩は非常に嬉しいのだが、シンプルな実力不足という現実をしっかり受け止めなければいけない。
最後の個人ロードがこんな結果になって悔しくてたまらないが、幸いにもまだ全日本とインカレが残っている。課題は非常にシンプルなので、ひたすら乗り込んでいく。

役員をして下さったり、サポートにして下さったり、応援に駆けつけてくださったりと、様々な形で支援してくださったOBの皆様、ありがとうございました。
サポートしてくれた後輩達も本当にありがとう。