UTokyo bicycle racing team

4/22(日) クリテリウムみやぎ エリートIの部 宮城県大崎市 化女沼周回コース 3.8km×6周 10位

機会に恵まれて参加することが出来たレース。月曜日から金曜日まで仕事という中でのレースだったのでどこまで出来るかとは思ったが目標は明確に持っていた。最低限の目標は(1)絶対に前に出ること、今までのクリテリウムで一度も出来なかったポジション取り。(2)レース展開に少しでも絡むこと。そして、勝利するという気持ちで臨んだ。しっかりとアップをし、準備は今まででも一番しっかりと出来た。コースは3.8kmほぼ平坦だが、序盤で少し下り、中盤〜後半に30秒程度の登りがある。午前の試走時は無風。昼休みの試走時では、コース終盤(坂を登りきったあと位?)が向かい風になっており、結構強かった。ポジション上げるなら登りとこの区間になると算段。

招集され、集まってみると、自分は少し若いほうかな?というメンツ。全部で20人ほど。東北大のトライアスロン部の方や秋田大の方もいたようだ。緊張を解すために、隣に居た人に話しかける。ヘルメットが同じモデル、デザインだったのをきっかけに声をかけた。少し緊張は解れた気がする?緊張して一人でガチガチでいるより良い。

1周目:クリートキャッチで出遅れ最後尾。これではまた同じことの繰り返しだと思い凄く焦る。割と皆がポジションを上げようと焦っていたのか、最初は前に出れないでいた。なお、このレースは片側車線のみの交通規制なので、対向車線を超え無い様にしながら走行するので神経を結構つかった。登りの後少しコース外側に空きが出来、そこで一気に集団真ん中程度にポジションを上げる。向かい風区間で集団が緩んだところでセンターライン側から一気にポジションを上げた。レースでしっかりと意図通りにポジションを上げるのは初めての体験だった。一気に集団の先頭に出た。20秒ほど牽く形になったが、ポジション上げで少しキツかったので、先頭交代を要求。(先頭を走るなんて初めてなのにいつもやっていることかの様にしてみた。中々のペテン師)3位の位置で1周目を終える。2周目:ローテーションが中々回らない感じで、泳がされているかもと思ったので少し後ろに下がった。自分の前に3人という程度。ここで後ろから「前を泳がせよ〜」という声がかかる。ここで応答し、脚を緩めたところ、別の誰かがアタックをしかけた。5人ほど反応。これが自分にとってはカウンターアタックになってしまった。3人逃げを容認しようとしていた人もこのアタックには反応したらしい。キツイのもあったが、集団の数としてはすぐ捕まえるだろうと想定し。集団に残ったが、これで勝負が決まってしまった。実はこの時点で後ろ5名ほどは限界にきていたらしく、徐々に千切れ始め、直ぐに3人になってしまう。脚のある集団ではなかった。想定が悪かった。3周目:序盤でグルペットの1人が千切れ、東北大のトライアスロン部の人とふたり旅。ローテーションを回しながら粘った。暑さと風もあり中々キツかった。4周目:登りで東北大の選手が千切れかける。終盤に「回復するまで牽くよ」と告げたが聞こえていなかったらしい。律儀にローテーションをしてくれた。終盤でローテーションして自分が前に出てから、徐々に引き離してしまった。ちょっと心が辛くなる。5周目から一人旅でそのままゴール。脚は残っていたから凄く悔しい。アタックについていかなかった判断ミスによる負け。その時にキツイと感じていたのが負けだというなら体力面も負け要素。

良かった点:ポジションを上げるという目標が達成された。練習に取り入れた20秒/40秒の解糖系メニューが効いている?少し感覚を掴めたという実感がある。初めてクリテリウムが楽しいと思えた。3周目以降、ある程度のペースを保ちつつ淡々と走るだけの体力がついていた。レース前に出来る準備、アップもそうだが、コースの把握+どこでどう走るかといった想定が当たっていた。例えば、短い登りや向かい風区間でポジションを上げるということは想定通りに実行。また、他選手とのレース中のコミュニケーションが出来たこと。先頭交代の要求や協調におけるやり取りなど。結果としては勝利出来ていないけど、今までで初めて「レースをした」という実感がある。ただ一周目で千切れておしまいという今までのレースと全然違った。自分としては大きく成長出来たいいレースだと思う。自信がついた。

反省点:2周目の判断ミス。数の割合で考えたら駄目で、ある程度の脚が3人以上揃ったら逃げは決まるし、草レースで後ろにいる大集団はプロのそれとは違うので脚のある逃げ集団を捕まえるようなことはない。クリテリウムは最初の数周は本当に常に前から3〜5人にいるようにしないといけないと改めて認識した。1週目の走りをそのまま続ければよかった。判断ミスにその時の自分の身体的な状況が絡んでいるのだとしたらもっと鍛えておけば良い。そのまま独走して勝ってやる位の気概と体力的な自信があれば勝てるので。とすると、ある程度高負荷を保っておいて、一瞬緩んでからそれ以上の高負荷をかけるといったペースの変化に対応する練習が必要。また、仕事が始まりどう練習していくかを考えることが必要。

留意点:最終的な目標は学連のレースで勝っていくことなので、今回のレースのエリートの部と、学連の場合とでレベルの差、脚の差があるとしたら、想定が甘いし、今回の「良かった点」は過剰評価。

今回は妻の家族の皆様にサポートがあり参加出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。会場では総勢7名という応援団の声援は最高でした。特に一人旅になってからは凄く励まされました。勝てなかったことが本当に心残りです。今度宮城でやるレースでは勝ちます。