UTokyo bicycle racing team

ご無沙汰しております。最後の投稿が昨年の6月なのでもはや存在を忘れている方も多いと思います。3年の加藤です。実は9月の山形村ヒルクライムで部を辞めました。今回はそのレースレポートの投稿になります。練習日記の投稿が遅くなったのは、最後の練習日記を書こうとしても頭に浮かぶのは「あそこでああしていれば…」という後悔ばかりで精神を病むのでどうしても最後まで書ききることが出来ず、毎回数行書いては消しを繰り返していましたためです。しかし、もうすぐ本格的な新歓が始まるし(明日は東大の合格発表)、このままでは明後日の神宮クリテの立哨で部員に顔を向けることも出来ないので、今日が最終リミットだと思って書きます。

山形村ヒルクライム 30位(クラス3 60人出走)
前日泊したが会場についてから出走まであまり時間的余裕はなかった。その上コンビニで僕の財布が置き引きされるという事件が発生してごたごたしたので全くアップが出来なかった。目標は入賞。
ヒート1
アップしてないので最初の急坂インターバルで足と心肺が終わった。あまりにも進まないので途中で足切りされるかと思ったが、スカイランドきよみず前で先頭と3分30秒差(足きりは先頭から5分)で一安心。ただ入賞は厳しくなった。
ヒート2
長いアップも終わったので先頭集団についていくことを目標にスタート。急坂セクションで中切れを埋めながら先頭集団の最後方までジャンプアップ。終始後方でひらひらしていたが10数分で限界がきて離脱。そこからは同じタイミングで千切れた慶應の小野君の後ろにへばりついて延命したが、数分で小野君からも千切れて一人旅。この時点でほぼオールアウトしたので後ろからくる集団にも乗れなかった。きよみず前で先頭から3分差。なんで30秒しか縮んでないのか…。
ヒート3
入賞とかはもう無理なので、せめて最後のレースを楽しもうという気持ちでスタート。しかし、スタート直後に連続でクリートキャッチミス。スタート地点ですでに勾配が8%くらい(適当)あるので失敗するとリカバリーが難しい。ガチャガチャやってるうちに集団最後尾まで落ち、最終的に一旦止まって勢いをつけて再スタートする始末。ソリアぐらいで踏んでいって、ふるい落とし区間が終わったあたりで安西さんを含む集団が100mほど前方に見えた。この時点で心肺が結構きつい。しかし、みんな疲れ切っているようで安西さん集団のペースはそんなに早くない。10分くらいかけペースで追いついたものの、追いつけたことで気が緩んだのか数分で千切れてしまった。そこからは最後のレースを楽しむ余裕もなくヒーヒー言いながらゴールした。きよみず前で先頭と2分30秒差。なんで30秒も縮まったのか…。

まず、安西さんと中村監督、小藤さんありがとうございました。監督は長時間の運転に加え、選手のサポートまでして頂いて感謝しかありません。また、安西さんがいなければ東大からは僕だけと寂しい最終レースになっていたでしょう笑。安西さんのおかげでレース前、レース中もメンタル的に落ち着いていられました。激坂での小藤さんの応援は本当に力になりました。小藤さんはOB総会などでも口下手な僕に話しかけてくださって、在学時はヒルクライム中心でやっておられたと聞いて親身に話せたことが印象に残っています。応援にこたえられず申し訳ありません。
結果に対していろいろ思うことはあるが一言でいえば中途半端だった。目標設定も目標達成のための努力も。このレースで辞めようというのは2年の夏ごろから薄々考えていたし、本当にこのレースで勝つつもりがあるなら学連のクリテに出るよりも他で主催されているヒルクライムレースに出るほうが経験値として得るものがあったはず。それとほぼ同じことは2年夏の白馬クリテで監督にも助言された。当時は自分の才能のなさを否定されているように感じ反発してしまったが、今から考えれば監督の仰っていたことは正しかったと思う。体型的にクリテは圧倒的に不利にもかかわらず、何試合DNFを重ねてもそれを変える努力をしなかった。そのくせヒルクライムにもクリテにも出たいと言ってお金と時間を無駄にし、結局二兎を追うものは一兎をも得ずといった結果になってしまった。2年夏に意識を変えなかったことが一番の失敗だった。

前述の通り、部を辞めようと思い始めたのは2年夏で、そこからだんだんモチベーションも下がっていき、3年春には完全なメンヘラと化していました。その状況でも部を続けようと思えたのは同期と先輩方のおかげです。秋山さん、植田さんをはじめいい先輩に恵まれました。自称仲が良くない同期たち笑も今までありがとうございました。特に長岡はメンヘラ化した僕に相も変わらず適当な?態度で接してくれてありがたかったです。今年のインカレは見に行くつもりです。長岡のポイントレース、こういっちゃんと平山のロード楽しみにしています。頑張ってください。また、自転車部競技班の活動を支えてくださっているOBやスポンサーの方々にも感謝しています。短い間でしたが本当にありがとうございました。