UTokyo bicycle racing team

11/5 オムニアム選手権@ベロ 予選(ポイントレース)落ち (50-14)
出走位置が結構よくて最初から強い選手の後ろにつくことができ、だいたいそのまま1回目のポイント周回までいい位置にいられたのだが、そこからの加速力、トップスピードが全然違って取り残されてしまい、4番手から離れた6番手であることがわかった時点で、自分の後ろも自分からだいぶ離れていた(おそらく先にポイントを諦めていた)ことを確認してから、上の方に上がり後続を待つことを選択。それで集団に入ろうとしたのだが新人戦同様後続のスピードと来るタイミングを見間違い、団抜きで大きめのツキミスをおかした時とだいたい同じくらいのギャップが生じた。また集団はそのとき活性化していて速かったのでその差がやや開いていく状況にあった。ここで大きなミスを犯す。前に追いつくこと一点に自分の意識が向かってしまい、後ろに誰かいて協力できるかとか、そういうことが全く以って頭から飛んでしまい、愚かにもひたすら一人で集団を追いかけ続け、結局脚だけ使い果たして追いつくことができず、それでも自分で追いかけようとし続けた。やがて監督の怒号が耳に入ってきて、やっと後ろに選手(しかも日大)がいて、交代してたらよかったんだと思い出した。
その瞬間、自責の念や、恥ずかしさ、諦めといったものが体中からブワッと噴き出してきてドバドバと頭の中を埋め尽くし、集中とか緊張とかが何もかも切れてしまい数周後DNFした。
ありえないほど惨めなレースだったが、中でも何より悪かったのは、最初のミスもさることながら、それに気づいたあと挽回を期すどころか気持ちが切れて自分でも何をやってるのかわからないような鈍い動きばかりしてダメさをいたずらに上塗りし続けた点だと思う。実際、予選を通過する以前に、予選を走ること自体が自分にとって貴重な経験だったはずなわけだし。もっと言うと、このように、やらかしに気付いたことをそのあとに引きずってどんどん崩壊していく性質は今大会中に限った話ではなくて、まさに今大会に至る流れも、9月うまくいかなかった意識が後々に影響を及ぼしてる。
引きずらないようにしなくてはならない。その意味で、この前、練習日記にも書いたように、今秋の大会は放置して来春に合わせる、と決めたことは、悪い流れを一度リセットするという意思の表れであり方向性は間違っていなかったと言いたいが、しかしながら大会を、「完全に」放置したことは大間違いだった。その方針の結果が今回の惨めな走りなのであって、事前に何も考えず、ただレース本番になったらやる気になってそれなりに走るだろう的な甘い考えが、何も得るものがないクソレースを生んだのだと痛感している次第である。こんな状況では大会に出ても何も得られない結果が続くだろうし、来週以降出る意味が本当にないのではないかと本気で考えたが、それに関しては1日考えて答えが出た。
オムニアム選手権での走りと、9月以降の大きな流れが、構造的に似ているのでごちゃ混ぜに書いてしまいわかりづらくなってしまった(すみません)が、このような感想となった。
予選落ちした後は決勝のレースを見学。上位の選手が常に周りをよく見て考えながら走っている様子を見ることができた。
そういえば、今回のクソレースの副産物として、ベロはスピードやスリルゆえ必死になりすぎるため自分の世界に入り込んでしまいやすいことを学んだ。情けない話だが。
最後に、お忙しい中来てくださり、運転とアドバイスをしてくださった監督ありがとうございました。最悪なレースをしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。早朝新宿まで車を回してくださった井上さんありがとうございました。
11/6 3本ローラー上でDHバーを持つ練習
本郷にペダルを取りに行ったついでにピストを組み直してやった。最初全然できなかったがバーを持つ時はブルホーンを持つ時よりも姿勢が低いので予め姿勢を低くしてからバーに持ちかえればいいのだと気づいたあとは自在に持ちかえられるようになった。成長。
これは今週末団抜きがあるのでDHバーでアップすることを予期してやってみたことだが、このように脚がなくても大会を意識することで何かに生かすことはできるはずだし、対策になるから大会そのもののパフォーマンスも良くなるはず。その意味で大会の意義を見出し、高めつつ、一方で練習メニューなどは短期志向ではなく長期スパンで考えていくという、修正版の放置戦略でもって12月まで乗り切ることにする。