UTokyo bicycle racing team

2017年全日本選手権 まとめ
東京に帰ってきて、自宅の快適さに歓喜している秋山です。でもこの5日間ずっと誰かと一緒にいたので、一人暮らしの家に帰るとやっぱり寂しいですね笑。それでは「まとめ」と称してまとまっていない長文をご覧ください笑。
22日 移動+試走
飛行機での移動。飛行機が早い時間で、そして手首を折っているということで自宅付近まで植田に来てもらい、そこから輪行。肩紐なくて本当にごめん!植田の右腕には少しあざができてました…。ごめんなさい。
女子力(物理)を遺憾なく発揮してもらい、飛行機輪行も問題なくクリアして青森へ。そこからも女子力をフルパワーで出してもらい、会場まで植田が全引き。ありがとう。
会場に着いてからはライセンスコントロールを済ませ、植田にテーピングを巻いてもらい試走へ。その間に植田に監督会議に出てもらいました。コース動画は死ぬほど見ていたけど、やっぱり実際に見るとちょっと違う感覚もある。またコーナーは骨折しているので怖いから攻められない。少し不安は残るものの、どうしようもないし、できることは全部したぞと思って終わりました。夕飯は幸せをしっかり補給。寝る前に植田にマッサージしてもらって、そのまますぐ就寝。この流れは最高。いつになくリラックスして当日を迎えることができました。
23日 TT
当日のレースレポートはこちら。
http://d.hatena.ne.jp/ut-br/20170623#1498228502
レース中も、そしてそれまでも本当にきつかったです。個人ロードの骨折からここまで練習するのがまずはかなりきつかったし、骨折のせいにして練習をサボろうと何度も思ったけど、そういう自分を許さずにできることをきっちりして本当に良かったと思います。自分をしっかり律せたのは柿木さんや植田としっかりコンタクトを取って、僕は高みを目指すんだと何度も自己暗示をしてきたからだし、周りからの期待やサポートなど外部の影響以上に「自分が頑張りたいんだ」と強く思い続けたことが、心を強く保てたことにつながったように思います。

リザルト(http://nationalchampionships-road.com/wp-content/uploads/downloads/2017/06/Com13_21.pdf)を見れば、ビッグネームと同列で戦った自分がいて、本当に驚きです。地足的には劣っていても、走り方や準備でこれだけ戦えるということの証明でもあると思います。練習のやり方、試合の準備、当日の走り方で、これだけ戦えるのだから自転車競技はやっぱりおもしろい。良い結果とは言わないし満足感はないけれど、どこか誇らしい気持ちも少しはあります。
走ったあとは西薗さんの応援。タイム以上に完勝した雰囲気があったし、やっぱりかっこよかった。ああいう嬉しそうな顔を僕も見せられるように、これからやらないと。
24日 U23観戦・試合準備
DNSなので観戦のみ。本当にサバイバルで、こういう舞台で走れない自分が悔しかった。DNFだとしても経験したかった。でも仕方ない。ここで見た「勝つために走る」という精神を忘れてはいけないし、これを部内で共有しないといけないと思います。
U23を観戦後は生駒さんを迎えに行き、監督会議に出席。人生で初めて監督会議に出たけど、各チームの監督さんを生で見て「おお〜」と1人なってました笑。
25日 エリート 生駒さんサポート
3年ぶりのサポート。どうということはないけれど、少しだけ緊張しました笑。出走前の生駒さんは緊張して、でもリラックスしようと努めている感じがあって「ああ、自分もこんな顔してるんだろうな」と痛感しました。いつも植田にいじられているのはこういうことらしいです笑。
レースは序盤の落車で大波乱だったけど、生駒さんはやはりサバイバルに強い。最近は自分の骨折のせいで一緒に練習できていないから、体感としてはわからないけど、やっぱり生駒さんは強い。同じチームメイトとして嬉しく、そしてロードを走れていない人間として少しだけ悔しかったです。
実況でも少しは担当して、写真を撮ったりとかやってみました。とはいえスーパースタッフ植田の力が大きすぎるので、こっち(http://d.hatena.ne.jp/ut-br/20170626#1498473289)を見てください笑。
レース後は八戸まで送り届けたあと、青森まで動き植田と軽く打ち上げ。大きな試合が終わった後の解放感はたまらないです笑。しんどかった思い出が全ていい記憶に変換される様は、ぜひ味わってもらいたい感覚。これがあるから、どんなにしんどくても頑張ってみようかと思うのです。
以上が大きな流れです。全日本は初めての出場だったけど、本当に大きな経験でした。この試合になんとか出場することができて、支えてくださった方々に感謝の思いでいっぱいです。
TT用にFORMULA KINGを貸してくださり、最も信頼できるタイヤを提供くださった日直商会様。右手骨折を受けて、急遽シフターを左右交換してくださったSports Bikes HiRoadの青山さん。機材面で最高のサポートをしてくださったG.S.AstutoのTim様。練習面、精神面、技術面で本当にずっと支えてくださる柿木さん。遠くの試合ということで支えてくださったり、試合に向けての支援・試合の結果でおめでとうと言ってくださり、多大なる支援をしてくださったOB会の皆様。どれが欠けても全日本出場・そしてこの結果には届くことができませんでした。心から感謝しています。ありがとうございました。
支援をしてくださる皆様への一番の恩返しは僕たち東大の選手が試合で活躍し、最高の報告をすることだと思っています。今回の試合でかなり無理をしてしまった(日曜日に植田にこっぴどく叱られました…)ので、しばらくはローラー練のみで安静にすることしかできませんが、必ずインカレで結果を出します。僕はまだまだ完璧な状態ではありません。これからずっと強くなりますので、応援をこれからもお願いします!また練習に行けなくても、僕が部全体を刺激することはいくらでもできることなので、部員一同が結果に結び付けられるよう、努力していきます。
それでは長文になってしまいましたが、これからも応援よろしくお願いします!全日本選手権本当に楽しかったです!