UTokyo bicycle racing team

こんばんは。慶應の後輩マネージャー萌花ちゃんが仲良くしてくれるのでほくほく喜んでいるマネージャー植田です。笑

お待たせしました、「マネージャーなんですよね、いつも何をしているんですか?」にお答えする企画第二弾、本日は 1 試合当日編 です。これまでの関連記事0 試合当日の持ち物「わたしが自転車部に入るまで」編もあわせてどうぞ。
せっかくなら大きい試合の時がいいかなと思ったので、例としてインカレロードの日のことを詳しく書きたいと思います!

どちらかというとすでにマネージャーをやっている子が読んだ方が面白いんじゃないという記事になってしまって恐縮ですが、写真で彩りを添えてみた(?)のでぜひマネージャーに興味がある方も読んでくださると幸いです…!インカレ当日に書いていた日記と合わせてご覧になりたい方はこちらから。

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今年のインカレロードは修善寺日本CSCが会場。少し前から周辺の宿に泊まっていました。出場選手5人に対し、サポートはわたしと出場しない選手5人と多めです。
4:00 起床
この日は宿の片づけをしてからの出発だったので、出発時間に対してちょっと早めです。自分の準備をして片づけをして駐車場へ。
5:30 宿を出発
会場まではそれほど近くないので、部の車で移動。確かこの日は洋和さんが一緒だったので、運転してくださいました。基本的に試合当日はわたしか出場しない部員が運転しています。安全運転です!

相棒レジアス。部外からは「えっあの大きい車を運転してるの…?」と驚かれることも少なくありませんね…これは夏合宿で撮ったお気に入りの写真です。
6:30前 会場着
インカレは一年でもっとも大きな試合なので、出場しない部員も全員来てサポートにまわります。彼らに前日のうちに分担を指示しておいて、ローラー(アップのための器具)の準備と荷物の運搬、代輪代車(レース中に機材が破損した場合に使うホイールと自転車)の確認等はお願いしました。運んだ荷物をどこに置くかで補給の場所が決まってくるので、前日のうちに選手の希望で決めておいて、そこに運んでもらいます。わたしは運び忘れがないか等のチェックをして選手受付をすませます。
7:00過ぎ
選手がコースに移動し始めます。定期的に現在時刻を伝えますが、自分のペースで動いてもらうため、最後の選手が移動したのを見届けてからわたしも移動します(この日は7時半くらいだったかな…)。他のサポートの人には荷物を引き続き運んでもらったり、代車のバイクチェックを受けておいてもらったり。CSCは駐車場からスタート地点までがそれなりに遠くて大変なんですよね…
7:45ごろ
スタートフィニッシュ地点へ到着。荷物で不足がないか再度確認した後、数本だけ出走前の補給用水とドリンク、ゼリーを用意し、選手の近くに。代輪ももっていくのが普通ですが、手がいっぱいだったので他のサポートに頼みました。一人しかいなかったらドリンクを背中のポケットにおしこむなどして無理やりもっていきます。笑
ちなみにわたしはだいたいサイクルジャージ(上)を着ていますが、これは東大内の決まりというわけではなく、ポケットが多いので便利/落車等があったときに周りの人に東大と分かってもらいやすいので早く情報が回ってきやすい というふたつの理由からこうしています。
いつもだと東大はまとまって並んでいて一人で全員に渡せることが多いのですが、出走人数が多いとそういうわけにもいかないので、他のサポートにもお願いして選手全員がカバーできるように。
8:00 レース開始
最初の数周は補給がないので、選手の応援をしつつ残りのドリンクを作ります。
補給というのはこんな感じで、走ってくる選手にドリンクを渡すことです。補給サポートがずらっと並んでいる列の中で目立たないといけないので、補給開始前の周回で大声で応援して東大選手に見つけてもらえるようにしておきます。

Youtubeの動画も貼っておきます(全く関係のないどこかのチームの方が撮影されたものです)。
https://www.youtube.com/watch?v=ZVSMzKlEE4g
日本CSCは上り坂での補給なのでスピードが出ておらず、それほど難しくないのですが、木祖村コースなどスピードが出た状態で選手が向かってくるときは失敗することがそれなりにあります…
選手が次の周でほしいものを叫んでいくことも多いので、サポートは毎周全選手が通った後で集合して、どの選手がどのサポートから何を受け取ったのか、次の周での希望はあったのか、集団から遅れた選手がいるか等を共有します。機材ピットが離れていて、そちらにもサポートメンバーがいるときは、電話がかかってきてそちらの情報を伝えてくれることもあります。
選手が捨てたボトルを回収して新しくドリンクを詰めたり、渡すゼリーを用意したり、足きりになって戻ってきた選手にドリンクがいるか聞いたりしつつ周回数を重ねます。
普段なら写真も撮っているのですが、補給がある試合では自分では撮れないので、応援に来てくださったOBOGの方々やカメラマンの方から頂くことになります…いつもありがとうございます…!
終盤には補給をしてはいけないルールになっているので、最後の補給可能周回が終わった時点で素早く簡単に荷物をまとめ、ゴール付近へ向かい、とにかくはらはらしつつ待ちます…

ゴール。選手がうれしそうにしているとわたしもうれしい、というきれいごとのような本当のお話です。チームに関わったことのある人にしかわからない感情かもしれません、人に教えるのがもったいないので秘密にしておきたいくらいです。笑
14:00表彰式・閉会式
たしか今年は式の開始が遅れた気がしますが…
この後残った片づけを済ませ、会場を出ます。応援に来てくださったOBOGの皆様、役員の皆様、ほかのチームの監督と引退する先輩方に挨拶しつつ車に乗り込み、東京を目指し渋滞の海へ飛び込んでゆきます。笑 もちろん運転できるのでしますよ!!
東京についてからレジアスに積んでいる自転車と荷物を降ろして、帰宅します。長い一日なのですが、終わってしまえばあっという間です。これだけ試合に行っていると、ああこのことは絶対に忘れないなあ、と思う瞬間がいくつもあって、だからどんなに忙しくとも部を見ていたいと思っているのかもしれません。

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普段は読者の皆さんに、わたしと同じ目線で東大自転車部を見て頂こうと思いながら日記を書いているので、意識的に自分の写真をあまり載せないようにしているのですが、マネージャーのお仕事ブログの間は乗せることになりそうです。なんだか落ち着きません。笑
次回は2 試合前・試合後編 の予定です。応援してくださる方々、本当にありがとうございます…!頑張って書きます…!