UTokyo bicycle racing team

個人ロード DNF
土曜の試走では秋山にくっついて行き、どのポイントでどういった展開になるかを確認。1周目は下りが怖かったが、練習と違って対向車の来る心配がないことに気付いたら普通に下れるようになった。
日曜、出走3時間前以降固形物が食べられない自分としては遅い朝食を済ませ、後輩たちのサポートのおかげでゆっくりアップをしてクラス2の最前列に陣取る。5月からいろいろあって思うように練習できず、コンディションがいまいちなのでむしろ変な緊張感はなかった。なるようになれといった気持ちでスタート。1周目の激坂は景気良くペースが上がる。頭のスイッチをレースに切り替えるのに手間取ってずるずるポジションを落とし、集団半ばくらいに落ち着く。上流の橋を渡り、テクニカルな下りに入ったところで溝に落ちている金子を発見。とはいえ自分が止まってもできることはないので追いつくことを願って通り過ぎる。
スピードの上がる1周目終盤の下りで、コーナーを曲がっていくと目の前に自転車が何台か転がっているのが見えた。慌ててブレーキ、タイヤがロックしてしまい、横滑りに滑っていく。突っ込んで吹っ飛ぶのも覚悟したが、さすがはミシュランのタイヤで、ぎりぎりのところで耐えて止まってくれた。とりあえずクリートを外し、自転車と人をまたいで無事レースに復帰。集団後方の中切れだらけのところを縫って走り、半周でようやく集団最後尾に復帰。ここまででけっこう脚を使ってしまった。
幸い逃げが決まったらしく集団のペースは落ち着く。最後尾にいるので、登りでも下りでも危険だらけだったが、まだ前に上がるほど回復できていなかった。そのまま集団にぶら下がって行って、3周目のトンネルで前方から嫌な予感がして、すぐトンネル内大落車。後ろだったので一瞬の足止めで済み、これは下手に前にいなくてよかった。ここで多少脚があったので、集団の分断を埋める動きに乗じて前に行けばよかったかもしれない。その後4周目までは集団でこなしたが、5周目前半からのペースアップで雲行きが怪しくなり、橋の後の短い登りで前の3,4人が中切れを起こしたのを埋めきれずそのまま集団とさよなら。集団が落ち着くことを願って1周追ったが、脚がもたず7周目で大幅にペースダウンし、そのままスタートラインで下ろされてしまった。
最大出力的には普段の練習と比べて余裕があったようだが、ベースの力不足で他の人が休んでいるところで休めていなかったこと、下りや集団での位置取りがまずく余計な力を使っていたことはよくなかった。また、1時間半で脚が動かなくなってしまうことも課題であり、当分の間は長時間にわたってペースを維持できることを目標にしようと思う。


サポート、応援に来てくださったみなさんありがとうございました。また、今回も日直商会様にいただいたDe RosaのNickと、MichelinのPower Competitionを使わせていただきました。Powerは転がりがいいので、思い切って気圧を下げたセッティングにしましたが、路面のグレーチングが多い木祖村のコースで安心して走れました。また、落車を回避できたのは完全にこのタイヤのグリップのおかげで、普段の練習用のタイヤであれば間違いなく突っ込んでいました。Nickもロードレースのスピードで乗ったことはあまりなかったのですが、高速の下りでの安定感が光っていたように思います。よい機材を準備していただいてほんとうにありがとうございます。

去年のインカレでは全く違う世界を感じたが、今回は具体的にどうすれば追いつけるかが見えてきた(気がしている)。インカレに向けて頑張ろうと思う。