UTokyo bicycle racing team

こんばんは。最近試合に行くたびに髪の色が抜けてぱさぱさになっていきます。笑 マネージャー植田です。
11-13日のツールド北海道にサポートとして行ってきました!本当に、自分の中で大きな意味をもつレースになりました。
日記を書こうと思ってパソコンや各種ケーブルを持って行ったのですが、結局試合期間中は余裕がありませんでした…そしてきのうは一日中寝ていました…更新を待っていてくださった方ごめんなさい!長文ですがよろしければお付き合いください。

9日
到着日。わたしは飛行機で移動しました。悪天候だったため、フェリーの皆さんは揺れに苦しんだようです…レジを運んでくださってありがとうございました。
浦さんは集合時間よりかなり早く空港に行って飛行機の写真を撮っていたということをここにご報告いたします。笑 新千歳空港についてからもふらふらーっと展望台の方へ消えていきました。笑

10日
監督会議とドライバーズミーティングに出席しました。通訳の方がいらっしゃるのを見て本当に国際レースなんだなあと思い、出場できることのすごさを改めて感じました。
選手たちは試走に行ったのですが、途中でキツネに出会ったようでちょっとうらやましかったです。笑
宿でゼッケンとタグつけ、注意事項伝達、コースマップ再確認、補給作成、機材整備等をして就寝。

11日
レース1日目。台風の影響による豪雨が予報されていましたが、なんと天気は晴れ。よかったです…!
このツールド北海道には、当部OBでブリジストンアンカー所属の西薗さんも出場されていました!会場での一枚。

スポンサーである日直商会さまよりELITEのボトル、CORSA HYGENE 550 クリアカラーをご提供いただきました!おかげさまで、ボトルを十分な数渡すことができました。ありがとうございます!選手たちも清潔なボトルを使えることに喜んでいました。個人的にもデザインが好みです。

またいつものように、タイヤはご提供いただいたMichelin Pro4を使わせて頂きました。
そして、今回はPowerBar社さまよりPowerGelをご提供いただきました!(画像は公式HPよりお借りしました)

レース中のドリンク以外の補給は全てこちらを用いました。糖の割合の説明を読んでなるほどやはり研究結果に基づいているのだなと思いました。また、一回しか補給区間のないこのレースでは、渡す時にその軽さ等も補給の取りやすさ・渡しやすさの面で重要になるため、少量で必要なカロリーやナトリウムが摂取できるという点でもとても優れていました。ありがとうございました!
出走前、那須ブラーゼンの佐野選手と話す浦さんと林さん。

この日は補給場所までの移動にあまり余裕がなく焦りました…谷さん、運転本当にお疲れ様でした。補給所についたところで法政のサポートの方と大変さを分かち合いました。笑
補給所ではTEAM Ukyoのマッサーの方が自作サコッシュをほめてくださったそうで、嬉しかったです。笑 わたしはこの日は生駒さんにサコッシュを渡しました。成功すると安心と喜びとが混じった気持ちになります。
補給が完了してからはレジを運転して隊列の最後尾につき、ゴール地点へ向かいました。切られそうになっている選手が時折ちらりと見えたのですが、ユニフォームが判別できるほど近くなかったので、毎回東大ではないかとはらはらしていました。結果としてはちがいました、よかったです。
そしてこの日は5人全員が完走!!生駒さんの姿が見えないなと思ったら端の方で倒れていたし笑、秋山くん貫名くんは「明日も走ることに対する絶望…」といって笑っていましたが笑、すごくすごくうれしかったです!!!
この日から三日間通して、水田OBにtwitterアカウント(@utbikeracing)でレース実況を行っていただきました。ありがとうございました!
宿では洗車や翌日の確認、補給準備など。

12日
レース2日目。この日は曇ったり雨が降ったりと変わりやすい天気でした。
アップする貫名くんと生駒さん。このときはかなり天気が良かったのですが、出走直前にはぽつぽつと降り出していました…

人数が多くて撮るのがなかなか難しかったのですが、出走前の林さん。貫名くんは下を向いちゃってますね。笑

出走を見送った後、いろいろあってUkyoのマネージャーの方も乗せてレジで補給場所へ。この日はコース上余裕があったため、補給の前にすこしだけ応援ができました!
写真中央付近、浦さんと生駒さん。このあたりではもう路面は完全に濡れた状態でした…

貫名くんと秋山くんは同集団の後方にいました。

このとき林さんは落車で遅れていましたが、補給所までには集団復帰していたので一安心。あとから応援うれしかったと言ってもらって、応援したかいがあったなと思いました。
この日は浦さん秋山くん貫名くんにサコッシュを渡しました。ちゃんと各選手希望通りの中身のものを渡せた(たぶん)のでよかったです。ただ秋山くん貫名くんは補給所落車に巻き込まれていたらしく、後から聞いて青ざめました…ふたりは十勝岳付近で赤旗。逃げが速かったため、先頭との差が一気に開いてしまったようです。
浦さん生駒さんはそろってフィニッシュへ。姿が見えて思わず歓声を上げてしまいました。ふたりとも泥だらけで、それを見ながら選手は本当にすごいなと考えてばかりいました。生駒さんのアップの写真にはしっかりよだれが写ってます。笑

林さんは少しあとのグルペットに乗って帰ってきました。一回メカトラで遅れて復帰に足を使っただろうなと思っていたので、ちゃんと帰ってきて本当に嬉しかったです。「東大の選手、向こうに倒れてるから行ってあげて」と教えて頂いて急いで向かったら、少し離れた駐車場に林さんが転がっていました。笑 「コーラ…」と言われたのでレジまで走りました。笑
終了後タイヤチェックをしたら、林さんの後輪にガラスが…パンクしないで走り切れて本当によかったです…
この日はサポート陣に疲労が色濃く笑、選手に心配されてしまいました。ごめんなさい。笑 元気にがんばれるようにがんばります(?)
秋山くん貫名くんがサポートに加わったこともあり、宿での作業はさくさくと進みました。貫名くんが洗車すると自転車がとてもきれいになるので、彼は洗車担当に任命されそうです。笑

13日
3日目、最終日。この日は朝から強めの雨。
出走前はいろいろと考えていました。特に浦さん林さんはこれが最後のレースだということを思うと、わたしは今までなにができたのかなあというなんともいえないセンチメンタルな気分でした。
サポートの人数が増えたため、チームカーとレジアスに分担。レジアスメンバーには和泉さんが追加されました。ツールド北海道公式twitterアカウントのツイートにちょくちょく「両側に"林"が…」「集団は"水田"地帯を走行中」といった表現が出てきて、和泉さんがそれに言及するので笑いました。
補給所にて、谷さんから補給を受け取る林さん。

わたしは生駒さんに渡しました。距離が長い以上、補給のミスは致命的になりうると思って緊張していたので、三日間ちゃんと渡せてよかったです。
この後生駒さんが落車。ここまできて…と思いましたが、祈りつつ待ちました。
浦さんは集団ゴールで19位。生駒さんも続くグルペットでゴール。ゴールの瞬間と帰ってきたのをみたときはすこしうるっとしたのですが、「やった!!」と喜ぶ生駒さんとその隣で笑う浦さんを見て、わたしも嬉しくて笑いました。
ふたりが帰ってきて、その後フィニッシュラインを越える林さん。本当に本当に嬉しかったです。レース後に「(競技を)続けてきてよかった」という言葉をきいて、胸いっぱいでした。林さんが完走できなかったインカレ後にわたしがぽろぽろ泣いていたのを秋山くんが本人に暴露したので、なかなか恥ずかしかったです。笑

サポートしてきた選手が結果を出して喜んでいる時が、いちばんマネージャーをやっていてよかったなと思います。
そして中野さんのご両親がレースを見に来て下さり、ゼリーとドリンクの差し入れを頂きました。ありがとうございました!お会いできてうれしかったです!
芝生を横切ってサポートカーに向かう途中、浦さんが公園を見ながら「モエレ沼だ〜」と言っているのを隣でききながら、ああツールド北海道おしまいだなあと思いました。そして浦さん生駒さんがシクロワイアードの方に取材を受けました。おまけでわたしもちょこっとだけお話ししました。さて記事になるでしょうか。笑
閉会式後、出場選手5人で。いい写真だと思います。

今回、3人がチームから完走したことで、チーム順位がつきました。これは東京大学自転車部競技班として初の快挙です。帯同サポートとして呼んでもらって活動できたこと、またこの結果をチームの一員として喜ぶことが出来ることを本当に嬉しく思います。(今回の日記は嬉しかったと書きすぎな気がします、ボキャブラリーが貧弱です。笑)準備期間は当番校であったインカレや、自分がかなり迷った進振りの時期とも重なり、大変だったのですが笑、やってきてよかったです。生駒さんの日記を読んでまたちょっとうるうるしました。笑

また、このツールド北海道で浦さんと林さんは引退になります。今までわたしが行った試合にはほぼ必ず浦さんか林さんが出場していたので、そのふたりがこれからはいないんだと思うと淋しくてしばらくは慣れられそうにないです。たぶんこれから試合に出なくなっても、変わらずとても大きな存在です。本当にありがとうございました。ときどきは見に来て下さいね。笑

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今回のレースに出場するにあたって、たくさんのOBのみなさまに支えていただきました。心より、深く感謝致します。本当にありがとうございました。わたしは選手ではない以上、結果という形でお返しすることは出来ないのですが、別の形で部に貢献できればと思っております。これからもどうか当部をよろしくお願い致します。
また、ツールド北海道については、過去に出場した際の部としての準備記録が残っており、それを参考に準備を進めてきました。記録は、間違いなく部の財産です。残してくださったOBの皆様に感謝いたします。
当日も小藤OB、恒松OB、宮崎OB、水田OBが応援に来て下さいました。応援は選手たちのみならずサポートにとっても励みになりました。ありがとうございました。またレース終了後、みんなで恒松OBにジンギスカンをごちそうになりました、ありがとうございました!おいしかったです!
また最後に、OBでありながらチームとして一緒にサポートとして入ってくださった谷さんには大変お世話になりました。わたし自身は初参加ゆえわからないことが多かったのですが、そのたびに教えて頂いたおかげでなんとかサポートを形にすることができました。ありがとうございました。
たくさんの人に支えられて頂いていることを実感し、とても幸せな立場だと感じています。

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ツールド北海道はわたしにとってとても大きな経験でした。もうすこしうまく文章にできればいいのですが、こんなに長い文を書いたのに書ききれません。笑
さて、東大のカリキュラム上もっとも余裕がある2年夏学期と夏休みが終わりました。ツールド北海道の終わりとともに夏の終わりを感じています。今後は学部に進んで余裕がなくなってくるのかもしれませんが笑、部に貢献できるよう頑張ります。これからもどうぞよろしくお願いします!