UTokyo bicycle racing team

ご無沙汰しています。選手の生駒です。日記の更新が滞っていてすみませんでした。
6月1日〜5日 忙しくて自分の処理能力をオーバーし訳分からなくなる。水にメディオしたのと、木と土に30kmずつ走っただけ。
6日 全日本学生選手権個人ロードTT 46位
あまりにも練習が積めていなかったが、TTは好きなので今の全力を出そうと臨む。目標としては、昨年11月の自分の記録を超えること。
パワーメーターを見ながら最初の3分は抑えて入ることを固く誓って出走。見るとテンションが上がっているからか楽に予定以上のパワーが出てしまっていてとにかく抑える。メーターを見てないと上げてしまいそうなのでメーターを見ながら5分が経過。体感的にこのくらいのペースがよさそうと思ったので、上げすぎずにそのペースを維持するべく往路はメーターを頻繁にチェックし、復路は自分のペースでいく方針に。しかし折り返したころにはきつくなり始めていて、メーターを見ないとペースを落としてしまいそうだったので結局メーターをチェックしながらいく方針に。30分過ぎたあたりから急にきつくなってペースを維持するのが大変に。なんとか落とさないよう粘る。走ってるときは結構落ちてきてるかと思ってたが後からみればほとんど落ちていなかった。データを見るとちょうど心拍が上がらなくなってる頃と一致している。ケイデンスをかなり落として対応したつもりだったが、ほとんど変わっていなかった(平均で91から88とか)。最後はラストスパート。全体的なペーシングは殆ど完璧で、練習時から考えるといい出来だったと思うが、昨年の記録には25秒及ばず。
反省としては、抑えて入ったつもりの最初の方もデータをみると一番出力が出ているので次回はもっと抑えるべきということ。それから写真をみると空気抵抗ヘルメットすぎた。後は、気合い不足。昨年はもっと最初の方から辛かったが自分はもっとできるんだと何度も言い聞かせながらとにかく頑張った。今回は落ち着いてペーシングは上手く出来ていてそれはいいことだと思うのだが、あともうひと頑張りを引きだすだけの気合いが不足していたように思う。これはたぶん練習ができていなかったせいで、練習すれば改善できるかな。また、きつすぎて右に左と走行ラインがふらつき、後ろの選手が来ていたら相当抜かしにくかっただろうし、対向に選手が来ているときに飛び出そうになることもあったので反省したい。すみませんでした。
そして貫名が速い。昇格おめでとう。浦も全国3位は凄いです。悔しそうだけどおめでとう(と思っていたら個人ロードで…)。
立哨をしてくださった植田のお父さん、植田、福田、大内はありがとうございました。監督もいつもありがとうございます。
7日〜11日 またも忙しい。水に30km走ったのと、金にちょっとソリアしただけ。金曜日からなんとか気持ちを自転車の方にもってくる。
12日 試走。昨日のせいか足が重いが金子よりは強そうだったので安心笑。
13日 全日本学生選手権個人ロードレース 12/20周DNF
初の全国大会のロードレース。中高囲碁では全国大会に結局出れなかったからかなり楽しみにしていたのに、最近は日々をこなすのに必死で練習もできてなくてなんとも微妙な気持ち、でも出走前には手が震えるくらい緊張したし、やはり気合は入った。辛くてレースをやめたい気持ちが生まれてくることを予期し、辛くなってもそれが俺のやりたいことであって辛くてもついていくために練習してきたんだから絶対続けるぞととにかく言い聞かせる。そんなこと言い聞かせてる時点で気合不足なのかも、と思ったりもするが今のベストを尽くすしかない。
クラス2の先頭からスタート。2daysよりもペースは遅く感じたし、最初のうちは集団の前の方をキープできた。しかしだんだん辛くなってきて頭がぼーっとし始め、位置取りを上げることはできなくなってくる。気づくと6周目ののぼりの時には集団の後ろから数人のところになっているが、2daysではその位置が定位置で粘り続けたのだから、ただただついていってもっと走ってやるという気持ち。しかし橋までの途中の道で前の方で落車があったようで、周りの人は普通によけながら進んでいく一方で、自分は頭の働きが非常に低下していたために気づいてからよけるという行動に移れず、停止。集団が過ぎ去る。気づいてただ叫ぶ。必死で追うがもう疲れている。後ろの方から落車で遅れた人か2人がすごい勢いで自分を抜かしていったが気づいた時にはもう彼らは前の方に行っていてつけず。もっと冷静に周りを見れていればつけていたかもしれないとは思う一方、あのパワーはなさそうで、そこがやはり自分の弱点。パワーがあれば気づくのが遅れてもつけたかもしれないし。その後は前や後ろの人を吸収、分裂を繰り返しながらきられるまで12周走り続けた。
あそこで遅れなくてももう少しの寿命だったような気もするが、自分の後に集団から遅れた人はそう多くなかったように思うので遅れなければ12周時点くらいの60人集団くらいには残れたのかもしれないという自分勝手な見立てもある。ただ、いずれにせよ自分の力はこのようなレベルのレースに出場するに全く見合っていないと感じた。最初にポイントレースに出たときのような、必死でついていくこと以外に何もできないあの感じ。一方で自分は体と心の不調が立て続いて全然練習ができておらず、自転車歴1年のくせに半年前よりも弱いくらいになっていたのだから、その意味ではまだまだのびしろがあるはず。ようやく色んなことから解放されて人生最後の楽園である院試休みに入れそうなので、その最後の楽園は自転車の練習に注ぎ、夏のインカレでは最低完走というレベルにもっていきたい。といってもまだ数日いろいろあるので、数日後自分の今の本当のメンタルが現れてくるまでどういうふうになっていくか全くの不明です。また、走行技術が未熟なところがあるので反省し、改善したいです。
そしてそして、浦が優勝しましたね。本当におめでとう!自分もすごいうれしかったです。浦の練習日記をよんで笑いました。
監督いつもありがとうございます。小藤さん、熱い応援ありがとうございます。宮崎さん、熱いお言葉ありがとうございます。水田さんレンタカーからサポートまでありがとうございます。サポートをしてくれた植田、貫名、上村、金子、大内、井上、長岡ありがとうございました。次こそはちゃんと練習した状態で臨みたいと思います。ミシュランpro4を提供していただいている日直商会様もありがとうございます。トラブルなく走れました。