UTokyo bicycle racing team

インカレレポート
体調、精神状態ともに万全だった。パレード走行中は周りがピリピリしておりポジションをさげないように注意した。長い坂の前で正式スタートとなるがそれほど速いペースにはならず、長い坂は少し余裕をもってクリア。ただ僕は周りの流れのままに登っていたのだが、横をすり抜けてポジションを上げる選手が多くいつの間にかポジションを下げていたようだ。このことが響き次のヘアピンカーブではもがく羽目になり、さらに2段坂前の90°カーブでももがいてしまった。これで心肺がだいぶやられてしまい、激坂のサポートの目の前でちぎれてしまった。力がないと言えばそれまでだが、これは事前に想定していれば絶対なんとかなった。あれだけこのコースを走っていながら何をやっているのか。その後は鳥居や東工大杉田さんなど6人ほどで回す。杉田さんの下りの引きが力強く1周走っても集団から1分半も離されなかったので、このままいけば頑張れば半分走れるかと思っていたが完走不可能と判断され、わずか3周、集団から5分差で降ろされることとなった。
インカレが終わって以来何ともいえない悔しさがひしひしとこみあげてくる。自分では必死に努力したつもりなのに結果は散々。何かに似てるなと思ったら現役で東大に不合格者の下位20%で落ちたときに似てる。とにかく自分としては本気でやったのは事実。本気でやった失敗からは多くを学ぶことができるはずだ。いろいろな人の話を聞きつつ、今後に向けた構想をゆっくり練っていきたい。最後のミーティングでの小藤OBの「今しかできないことを存分にやれ」という言葉に目がうるんでしまった。来年は院試があるが、日程がかぶらない限りリベンジする。そのためにも勉強を早め早めでやっていかなければ。
今回はいろんな人にお世話になった。サポートの皆や監督、応援にきていただいたOBの方々、宿を斡旋してくれた小藤OB、ほしなのおじさん、最高のバイクを提供してくださった日直商会の皆様、ハイロード青山さん、練習面でお世話になっている柿木孝之さん克之さん、かぞえたらきりがないほどである。自分を支えてくれている人たちのために自分の成長した姿を見せたかったが不甲斐ない結果に終わってしまった。期待に応えられないまま終わりたくないので、もう少し頑張らせてください。