UTokyo bicycle racing team

個人ロードレポート。やっと日記を書く精神状態になりました。
このレースを一つの目標と定め、年の初めから常に念頭に置いて練習してきた。
前日入りし、夜もよく眠れ、装備・整備・調整・準備とも万全を尽くした。本当にできることはすべてやった。
しかし結果は3周目で落車、6周DNFとなった。

本番当日。朝ごはん、準備、アップ&ストレッチとすべて順調。もちろん緊張はしているがガチガチというのではなくていい意味での高ぶりというか、よく集中できていた。そしていよいよスタート。
初めは位置取り合戦が厳しいが少しのすきを突いてすいすいっと前に出る。ここまで作戦通りで、全体の動きを把握しつつもアタックがかかれば反応できるいい位置をキープ。当初の予想としては鹿屋勢がアタックを仕掛けて逃げを作るというものだったが、実際はペースをぐんぐんつり上げて先頭グループをしぼっていくというもの。これは選手の少ない東大にとってはありがたい展開。序盤〜中盤・終盤まではとにかくこのペースについていきさえすればいいのだから。先頭グループのローテーションに加わっていい感じに走る。ここまでは良かった

しかし3周目橋の手前の下り右コーナーで落車してしまう。アウトコーナー側に滑った後輪を一度は立て直すもののやはり一度バランスを失ったものを落ち着かせることはできず結局落車。集団が過ぎてからすぐに前を追いかける(ここであきらめるわけにはいかない。試合中だからか痛みは感じなかった)。修善寺で2回クリティカルな遅れから集団復帰した経験があるので、信じて前を追うがレース序盤であることと、このコースが登りという登りが存在しないこともあってペースがとても速くて追いつけない。しかも落車でサドルとハンドルが曲がってしまっていて、このまま追い続けてもすぐに限界ががくると判断して、工具を借りて二つを直す。しかし結局追いつくことはできずに6周DNF。

熱くなっていたのか、スピードを出しすぎていたのか、試合の中でスピード感覚がくるってしまっていたのか、ラインが悪かったのか、砂が浮いていたのか、今考えるといろんなことを考えてしまう。しかしあの時あの場所で僕が落車したのは事実であって、あの瞬間に僕の今年の個人ロードは終わった。あのポイントで他の選手がたくさん落車しているかといえばそうではなく、やはり僕の過失であるのだろう。迷惑をかけてしまった他大の選手・チームの方々には申しわけない気持ちでいっぱいです。すみませんでした。

下ろされた後、何人もの他の大学の選手や監督さんから声をかけていただき、励ましていただいたりアドバイスをいただいたりした。この前まで誰も知らない素人だったのに今はこんなにもいろんな人たちが見てくれているのかと思った。ありがとうございます。しかしそのときはまだ悲しさと悔しさでいっぱいだった。

チームTTを一緒に頑張ってくれたメンバーを北海道につれていけなくて本当に悲しい。こんなことってあるのか。

清水・都倉・鳥居、昨日はショックで何も言えなかったけど、貴重な休日をサポートに来てくれてありがとう。おかげで安心してスタートラインに立てました。結果が出せず申し訳ない。

とにかく今は土曜日の全日本U23に集中するしかない。


監督、本当にいつもありがとうございます。