UTokyo bicycle racing team

昨日は個人ロード。
初めての全国レベルの選手権大会。2週間前にクラス2にあがってからの初試合で、相手がとても豪華なメンツになる。ただ別にそれにびびってはいなかった。完走難度も非常に高く、当たって砕けろという感じでスタートラインに着く。
やや遅れてスタート地点にきたらもうすでにほぼいっぱい...。わざわざ中村さん荒牧さんにわがままいって場所をあけていただいた。どうもすみませんでした。
スタート直後はやはりきついペースだった。集団中盤程度でこなしていたが2周目に入りしんどくなる。意外と広い道の所では前に上がるスペースは十分にあったのだが下りとかで相変わらずの中切れメーカーっぷりを発揮して脚を使ってしまう。途中から中切れを作ってから後ろから抜いてくる人に頼って埋めて温存していたが、3周目の終わりごろで貯金を使い果たし集団からちぎれる。
ああ終わったと思いとりあえず後ろから来た5−6人ほどのグルペットに乗ったが、何とそこには早稲田の佐々木選手が!ほとんど牽いてくださり5周目くらいの長い登り坂で奇跡的に前の第三集団に追いついた。この集団には昨年インカレ完走の成相さんや小西さんもいて完走への希望が沸き立ってきた。
集団が前からこぼれてきた人たちを吸収していきどんどん大きくなっていく。8周目くらいまでは先頭との差は3分台で落ち着き、この集団に乗っときゃ完走かな?と思っていたが甘かった。というより自分が全然この後の展開を分かっていなかっただけの話だが。監督いわく先頭のペースはきたるときに上がるのだから差が開かないときに後ろの集団から飛び出して前に前に移っていくべしとのこと。ただ自分の今の力では申し訳程度に少々牽きつつ周りの有名選手とかに頼るしかできなかった。
その後周回を重ねるごとに先頭との差が開いていくも、集団は必死に差を詰めようとする気配はない。この程度では切られないだろうという(自分も含む)皆の総意なのだと思う。しかし長年レースを見られてきた監督はこの集団のペースでは完走は無理だと察知され、僕がこの時点での東大の残りの一人であったので毎週ごとの補給地点前で集団全体に檄を飛ばされていた。
皆もそれに応えてかじょじょにペースが上がっていった。すこしずつ自分もきつくなる。13周目に入りついに登りで根負けして切れてしまい。その後の橋の手前でコミッセールの指示で降ろされた。12.5周DNF。どうせだったらあと2周くらい10分遅れになるまで走りたかったが、あの段階でちぎれたらそうなるわね。
結局完走できたのは第二集団までで、自分のいた集団はどうやら16周で降ろされたらしい。もう初めの2周で勝負は決まっていたことになる。
敗因はいろいろありますが、ぱっと思いつくのは前に出る技術がたりなすぎること。どうしても怖がりブレーキをまだ使いまくってしまう。木祖村の2日目のように、前にいたら圧倒的に楽だった。ただ監督によればそれは技術とかではなくまだピークパワーが足りないとのことらしいので、信じて淡々とこれまでどおり修行を続けていくしかない。あと距離耐性がまだない。水をケチりすぎといったところ。
選手権完走の厳しさ、自分の今の学連内での立ち位置などがよく分かり、大変勉強になりました。この悔しさを胸にインカレでは完走をめざしたい。
監督や鳥居、都倉、清水、運転やサポートありがとうございました。おかげさまで気持ちよく走ることができました。鳥居のキシリウムは見た目、走りやすさともよかったです。僕も7月中には決輪買いたいです。