UTokyo bicycle racing team

ツールド北海道レポート。
まず、この場を借りてあのような素晴らしいレースを開催してくださった地元のみなさん、そして大会関係者の方々、本当にありがとうございました。
また、東大チームのことを応援し、支援してくださったAvedio、mapsports、bluewitchのみなさま、OB、監督、現役部員のみんな、本当にありがとうございました。
今回のツールド北海道は初日はプロローグで800mのみ。タイムを狙えるわけでもなし、そこそこがんばって最下位近辺。まぁ予想通り。
二日目は218kmの長距離レース。一年ぶりの北海道、体調・気力ともに悪くない。序盤に逃げが決まったおかげで、ペースのアップダウンはあまりない。KOMも落ち着いて突破。下りはやはり密度が高いと怖いうえ、もしなにかあって周りに迷惑をかけるのは申し訳ないので集団後方で下る。後方は密度が低く平和。ただ、下っているときはいいが登り返しや下り終わって平地でペースが上がると危険なので、ある程度気を配って先を読む必要がある。とはいってもそういうことはあまりなく淡々と距離を進める。翌日のことも考えて序盤から積極的に補給を取り、初期搭載の6個ピットインリキッドを摂取し、ボトルも一本半ほど飲んだところで補給区間
トイレ休憩に入り、驚くほどペースが落ちる。便乗してトイレをすませ、3人ほどで集団復帰する。補給はなれないサコッシュにふらついたものの、無事受け取り、後半に向けて気を引き締める。
途中の内地で左風区間があり、道路の一番右側で集団が長く伸び、去年の光景がフラッシュバック。慌てて踏んで団子状になっている前の方にまで復帰したが、これはそう長くは続かずすぐにもとのまとまった集団に戻った。それ以来風向きと、前の方の道路の曲がり具合に注意し、可能性がありそうなところではなるべく前に上がるようにしたが、実際には横風はその後は殆ど吹かなかった。
そうこうしているうちに、170km付近で落車に巻き込まれる。2,3人前で落車が発生し、前の人が減速して右に避けながら転倒、自分も減速しながら右へ寄っていき、少し止まりきれずにコテッという感じで落車。チェーンが外れた以外はたいしたことはなく、ニュートラルサポートカーのおかげもありすぐに走り出すことができた。多少脚は使ったが、集団はペースが上がっておらず無事に復帰。しかしこの時にほぼ満タンのボトルを一本落としてしまった…。気づいていたのだが、なんだか気持ちが焦ってしまい、もう一本あるからいいかと拾わなかったのは失敗だった。
その後、ゴール前10kmくらいになり集団がペースアップをはじめる。内地へ入り、三段くらいあった坂の最後で、水分不足のせいか脚がつってしまい、集団から切れる。そのまま無理せず走って完走。ともあれ懸案だった横風もなく、無事に一つのステージを完走することができた。