UTokyo bicycle racing team

上書き保存をくらっていたのでいまさらですがJCRCレポートを再掲。
まず今日特筆すべきことは朝本郷に監督が現れたことだ。選手兼ドライバー二人でのローテーションを考えていたので本当に助かりました。ありがとうございます!
今日は補給を受け取れないのでCCD入りダブルボトル&マツキヨオリジナルウィダーもどき(88円)を4個搭載していざ参戦。今日の目玉はなんといってもヨーロッパから帰国しジャパンカップの調整できている土井選手。ツールドフランス級の走りをぜひともおがませていただきたい。
自分は完全に病み上がりで今日スタートしているのが不思議なくらい。昨日せめてもと練習した筋肉痛が残っている。JCRCのSクラスは初めて走るので相場がわからないが、面子的に集団完走がせいぜいなところ。群馬のコースはわりと好きなので楽しんで走ろう。
と思いきや、スタートするなりみんな殺気立って逃げをうつなりつぶすなりでペースが速い。おしゃべりする余裕どころかボトルを飲む余裕も探さないとない。あわてて自分も戦闘モードに突入。上りは少なくハイスピードな展開。気を使ってぴったり人の後ろについていないとムダ足をどんどん消費する。序盤は中切れの匂いもぷんぷんするので油断ならない。
3周目に高岡選手が先頭で踏み踏みして集団が一列に伸びて先頭6名ほどと他が分裂しかける。こりゃまずいと思い、周りとお見合いするのが怖くて自分でごりごり追撃し脚を使う。その後他も合流してちょっと損した感じになった。さすがにSクラスになると集団の意思統一ができているようだ。逃げができかけても誰かが追ってくれると思ってよさそうだ。
基本的に平地もちゃんと踏んでいないといけないので休むポイントが少なく体感負荷はけっこう高い。とりあえず3周した時点でこの負荷を17周はできないなと悟った。が、いけるところまでいくしかない。
土井選手は上りでシッティング高回転。脚をためにためている印象。他の選手がダンシングでぐいぐい上っているのとは対照的。しゃべる余裕のある人がまだかなりいる。自分はだいぶ脚を削ったなと思って時計をみると1時間半。もう半分。まだあと半分。
逃げとの差が1分50秒くらいに広がったところで追撃が始まりついていくのが非常にしんどくなる。のぼりで遅れ気味になり平地区間ですーっと集団前方に上がる作戦で延命。5月の木祖村でご一緒したおじさんレーサーたちがまだまだ元気に走っていて自分より脚が残っている感じで焦る。
それにしても高岡選手は脚の形が他の選手と明らかに違う。絞っているせいだろうか、筋の入り方が全く違う。土井選手の方がまだ肥大化すればああなるかなという感じだ。
残り6周からあと1周ずつ耐える状態に。12周目あたりで高岡選手、オーベスト成毛&中尾選手の三人が飛び出してしばらく離れていったがやがて吸収。このへんでもう脚の表も裏もふくらはぎも全部攣った状態に陥り瀕死。しかし上りが短いのが幸いしどうにかついていく。
残り5周。ふぎゃ〜筋肉がもう限界。ピキピキ。残り4周。もう平地で上がる元気もなく集団の後方に後退。高岡&土井両選手が集団から抜け出したらしく、集団を積極的に牽引する人がいなくなり残り3周からペースダウン。おいおい終盤でこのだらだらした展開ですか、と思いつつこのぐだった展開が自分にとっては何よりもうれしい。このまま行って。
わらにもすがる思いで最終周へ。最後の上りで完全に力尽き一人集団から脱落。ご臨終。あとは一人でとぼとぼ走って終了。
101.5km、37.8km/h、2時間40分、平均211W、83rpm
一番印象に残ったのは、ツールド沖縄へ向けておじさんレーサーたちがよく仕上がっているということ。気合が入り過ぎて月3000キロ乗っている人もいるとか。今日は完敗でした。彼らにとって沖縄という存在がとても大きいこと、それに向けてたくさんの自転車乗りが思い入れをもって入念に準備してることを感じた。自分としては絶望的な残り6周からよく耐えて最終周までいけたなと思う。意識していた他のホビーレーサーに全く歯が立たなかったのは残念だけど、出し切った結果なのですっきりはしている。今の自分は勝負を挑める体ではなかった。
監督、サポートと行き帰りの運転本当にありがとうございました。来週のジャパンカップまでにしっかり調整していきたい。