UTokyo bicycle racing team

今日のスターは有田さんです!



昭和記念公園クリテリウムは大好きな試合の一つだ。なんといっても近いし、クリテリウムといってもコースが変化に富んでいて、美しい公園を走れて、さらには昨年はかなりの結果を残せたというのもある。今年は結果こそ伴わなかったけど、それでもやっぱりこのレースは好きだ。

そう、今年もそれぞれの昭和記念が終わった。僕みたいに完全燃焼した人、調子がいまいち上がらなかった人、風邪で欠場せざるを得なかった人、予想をくつがえして良い動きができた人、はたまた優勝した人(!)と色々だったが2008年はともかくこれで終わる。僕の個人的(同時に部内の)目標は神宮外苑まで平坦でないだろう道のりが続くが、2008年という年は終わりだ。

長く、厳しい一年だった。そしてその終わりにふさわしい苛烈な戦いを、僕の視点から、僕の言葉でつづろう。

昨日よりも少し寒いものの、昼にはほぼ風もなくなり、昨日と同様の底抜けの快晴とぽかぽか陽気に恵まれる。クラス1,2は人数がなんと昨年の3倍に達し、昨年のようなサバイバルレースの中、抜け出しを狙うのはそうとう厳しいと見込まれたが、自分のスタイルを貫く以外に道はない。

クラス3ではめでたく有田さんが優勝!本当におめでとうございます。4年間の一つの集大成といえる成果でしょう。そしてそのころ、高木さん、石川さん、マイケル、僕はアップに出た。きっちりアップしていよいよスタートラインに臨む!

ペースはかなり速い、が、集団にいさえすればほとんどノーダメージで走れてしまう。これではスプリンターたちが自然に足をけずってしまうことはない。まず一回目のスプリントをパス。前方で通過して、すぐさまアタックにかかるが、これは他の人と息が合わず。さすがに2周目で単独逃げをかますほど無謀ではない。

3〜4,前方に位置どって、日大、ラバネロ平塚選手など、有望なペースアップにはほとんどかけてみる。ことごとく失敗。周の後半になると誰かがきちっと追いかけてきてしまう。たまに各校のトレインが発射したり、かなり面白い展開(と面白がっている場合ではない)

5ぐらい、明治OBの方と2人で抜け出すチャンス。かなり力強いが、やはり残り1キロ程度で集団接近。早めに向こうはあきらめたが、こっちは往生際悪くまだ逃げる。が、残り200メートルでごぼう抜かれ。

6か7、千載一遇のチャンスの発端は順天加藤選手のアタック。しばらく前で様子を見ていたが、これに乗る。日大がすぐさま一人、そしてもう一人は東さん!素晴らしく力になる。4人でしばらく頑張る。かなり悪くないローテーションだったが、かなり集団が真剣に追ってきてやはり捕まった。もうこれで捕まるようならだめだ。

8〜9,結構真面目にゴール勝負で狙ったが、スピードが足らなさすぎる・・・

そして10周目は去年となんらかわりなくずぶずぶで終わった。一応1キロ前で一発かましたが、すぐに追っ手がきた。

良かった点:それなりに事前からなんとか時間をやりくりしてローラーに乗ったり、連光寺いったり、生活を摂生して楽しみにしていたかいはあって、風邪を1週間前にひいた割には調子は悪くなかった。そして自分のできるベストの走りができた。少なくとも「あいつは何をやっとるんだ」という走りはしなかったと思う

悪かった点:毎回もう少しのところでポイントを逃し、最後までポイントをとれなかった。成績的には20位強と惨敗に近い。博打の走りをしたので致し方ないところもあるが、結果を伴いたかった。そのためには早稲田十時選手、入部選手、順天半田選手のような選手相手にもすきあらば着をさらっていくようなスピードが必要だ。前々からの課題ではあるが。

激しい戦いの舞台裏には裏方あり・・・岩崎さん、足が痛いなか本当にありがとうございました。
サポート、立哨などにあたってくれた監督、廣田さん、達崎さん、内藤、森泉に感謝します。