UTokyo bicycle racing team

敗因は、二つ。
一つは、川口の逃げに誰も対応しなかったこと。川口が強いことが事前に分かっていたのならば、一人マーク役を作っておくべきだった。
もう一つは、最後の二周からの「追い」が集団に吸収されたこと。集団を振り切って東大+有志数人で「追い」に入れれば、東大が優勝する可能性はあっただろう。
集団で追っても、あのセコイ集団では東大は「優勝」できなかっただろう。

反省は以下の3点
1最後の二周で東大がスピードを上げるということを俺が大声で東大選手に伝え回ったことは、いけなかった。情報漏えいだ。
2西薗は、レース中盤から「集団で追う」という戦略をたてていた。一方俺は、レース後半で「チームで追う」ほうが、チームの中から優勝者を出す確率が高いと考えたため、レース中盤で引こうとしなかった。ここに足並みの乱れが出た。チーム内で異なった意見が出たとき、レース中は合議より専制の方がのぞましい。意思決定者を作る必要があると思う。個人的には、東がその役をやってくれるとうまく行く気がする。今のチームは、完走が目標ではなくて優勝を目標にする雰囲気が出ている。すると今後はリーダーが必要となるだろう。
3川口が強いという情報を事前に知っておくべきだった。

良かった点
今回のレースは、みんなムカついていたと思う。しかしムカついたのはレースで「優勝する」つもりがあったからだろう。「できるだけいい位置での完走」を目標とする人は、ムカつかないはずだ。みんながムカついているということは、チームにとって非常にいい傾向だと思う。完走することから勝つことに意識が向いている。