UTokyo bicycle racing team

美麻ロード

[今井裕明]
美麻ロード
 節約して走って、終盤のペースアップした状況を経験することを目標に臨んだ。
 しかし二周目の後半、山岳ポイントあとの下りでチェーンがトップから外に落ちて、固定される。タイヤを外さなければならないため復帰するまで一分半近く費やした(主観的には2〜3分くらい過ぎてしまった気でいた)。この差を挽回できなかった。5周目の途中DNF。
 チェーンがトップから外に落ちるといった、ありえないことが起きるのは、普段乗っていなかった結果。そういうものだということを再認識した。
 今回のレースで見つかった課題は、集団から遅れたときに挽回する力の不足である。遅れたときに追いつく経験を、練習の中でもつめるように、練習方法を工夫する必要があると感じた。
 二周目までしか分からないが、他の人の話をすると、西薗は、一周目から先頭のほうで頑張っていた。一周目の逃げ的な動きにも乗っていた。高木、安藤さんは集団の中で着々と漕いでいた。この時点で、既にこぼれる他大の人が割りと多い。集団は4〜50人、その中でも余裕があるのは2〜30人だろうか。そこそこ走れる強い層が、薄かったように思える。
 監督、お忙しい中お越し頂きありがとうございました。高木、宿予約とかお疲れ様です。
コースプロファイル 周回12キロくらい
スタート地点から中間地点まで、継続的なゆるい下り。くだりに入る前に集団から離れていると、追いつけない。一箇所、道路を右折するところがヘアピンカーブぎみになっており、ここが立ち上がりの加速ポイントになる。下りの途中スプリントポイントあり。
中間地点で右折、ここから山岳ポイント(コースの3/4)まで継続的な登り。斜度は5パーセント前後でゆるい。断続的に斜度がきつくなるところがあり、そういうところが千切れポイント。高負荷のところから、さらに一段階負荷が上がるインターバル的な苦しさがある。序盤は楽に乗り切れても、終盤はこういうところが鍵になるだろう。山岳ポイント地点から先、残りの1/4はアップダウンと直角カーブがあり、立ち上がり加速の力が必要とされる。ここで離されると、スタート地点後の長い下りで集団に追いつくことが不可能になる。コースのラスト、比較的斜度のきついのぼりを登ってスタート・ゴール地点へ。上り坂ゴールだ。
下りでの高速巡航、継続的な登り、断続的な急斜面、コーナーの立ち上がり加速と、フルラインナップがそろったバランスの良いコースだという印象。あと、良い景色と沿道の力の入った応援もある。