UTokyo bicycle racing team

 前日の下見で普通にリズムを取っていくだけで周りが全部消えていき、足がよくまわると感じる。移動途中で迷ったり、温泉に入ったりしているうちに内藤宅に着くころにはとっぷりと日も暮れていたのに、おいしい料理で出迎えてくださった内藤のお母様に感謝!
 朝食まで充実してベストコンディションで出発。今回のアップは受付となっていた山形村の役場からスタート地点まで(これだけでもちょっとした坂になっている)。安藤さんなんかと会話しながらそれほど緊張する事も無くヒート1スタート
 作戦は石畳に入った後は順位がそれほど動かない事を見越して、石畳に入る直前3.7km地点ぐらいですっと一番前まで上がって後はそれをキープ、という感じ。これが結構あたった。ちょっと飛び出した人は追わずに足に負荷をかけすぎないよう気を使いながら走る。結局最後にすっと安藤さんに抜かれただけで4位に付くことができた。
ヒート2:2人の逃げが決まったものの集団の中で一定ペースを保ちながら上る。石畳の1回目を集団1位で通過するものの、またも安藤さんに力押しでやられる。4位通過。
ヒート3:集団のペースがかなり序盤から早いものの、もはや皆もたないことは分かっていたので、自分のペースで走っていたら、案の定総合順位が上の4人に集団は絞られた。僕は順位が一つ上のアダムさんを意識しながら4人で石畳に突入!力を振り絞って上るが王者の貫禄、安藤さんが1回目のパヴェ後半ですっと逃げ始め、そのまま独走。もう一人残っていたクラス1の人もちょっと逃げて振り切る。いよいよ僕はアダムさんと一騎打ちとなり、コンクリート区間で速度を上げて前に出るが振り切ることはできず、ぴったりと後ろに疲れてしまった。もうこんな局面だからはりついていても前に出る事ができないということも十分考えられたが、最後のパヴェで押し負け一車身差ほどで敗れる。最後負けを確信したときに後ろを振り返ってしまったのが今回一番の反省点。それでも前を見てもがかなくちゃだめだ。どんなつらいときでも最大限のことをしなくては。

結果総合4位、クラス2で3位で今季初の表彰台に上がれた。インカレの落車
で不完全燃焼だった気持ちに少し区切りが付いた感じ。最後に温泉と食事がついて満足だった。かえりは夜遅くになり先輩たちも皆さん疲弊の色が見えました。本当にお疲れさまでした。
■お礼 今回前日に内藤家に泊めて頂きました。寝場所を用意してもらっただけではなく、ものすごくおいしい料理を本当にたくさん、猛者ぞろいの自転車部でも食べきれないほど用意していただきました。とてもおいしかったです。本当にありがとうございました。