UTokyo bicycle racing team

 僕はロードであまりに情けない試合をしたと思う
 それでもみんなはそうは言ってくれない。うちの部員はみんな優しすぎるところがあるからこうやって自省でもしておかないと後に残るまい。
 個人ロードを完走したことから来る自信が少々のネガティブな要素(膝の調子が悪いことやテスト勉強に伴う調整不足)を軽んじて今回も何とかなるだろうという油断を招いていたことは否定しきれない。おかげで散々大口をたたいてみんなをがっかりさせる結果を出したと思う。
 13周ぐらいまでは楽々とついていくことができた。集団は9分半ばと遅く、しかも3分半前に3人の逃げがあり、常に焦り気味。それは今井さんも同じだったようで二人して集団の前方に位置し、しばしば引く。これが敗因その一。後々ボディーブローのごとくじわじわ足にまわる。
 より直接の敗因は2回の落車。一回目は5周前後で、ペースが遅いなあとか、補給はどうしようとか、今後どう動くかとか考えていたら前の日大の選手にはすって落車。登り基調だったのが幸いして復帰には時間はかからなかったものの集団からはやや後れを取る。その時すばやく主将と内藤に救われる。おかげでそれほど足を使わずに戻れた。主将、本当にありがとうございました。この時点でインカムが携帯からぶっちぎれて不通に。
 もう一回もよく似た感じでほぼ同じ場所(相手も日大)。日大の選手、本当にすみません。今度は相手の選手のホイールとハンドルバーが合体して遅れも大きく、結構したたかに地面に打ち付けられた。これが13周めぐらい。これでボトルを2本とも失う。
 15周めぐらいで集団が活性化し始めたけど自分としてはこのぐらいならきついけど頑張りどころだ、と思って何とかなると思っていた。しかし精神的に明らかにおかしかった。18周めでふっと切れる。何度思い返してもなぜあそこで切れたのかよくわからない。監督がおっしゃっていたように落車で精神的に萎えていたのかも。とりあえずもがいて戻ろうとするも、戻れず。だけどいつもの自分なら全力を完全に出し尽くしてから切れるからその後はものすごくペースダウンするのに今回は22周までもった。これは粘ったようにみえるけどよくないことだと思う。そんだけ元気があったならつけたはずだ。
 みんなの声援が痛かったです。本当に情けなかった。サポートにもみんなをこき使ったというのに本当にすみません。OBの皆様、今後も応援よろしくお願いします。現役部員のみんな、監督、ありがとうございました。
覚え書き
練習の時には部に何を貢献できるか一つでも考えてから練習に望む
自分は脚質がいまいち不明確なので春までになにか得意分野を作りたい