UTokyo bicycle racing team

あっという間にチームTTが来てしまった。
西薗が2週間前の記録会で落車して怪我してしまったので、急遽自分がメンバー入りすることになった。
金曜入りだったが、高木さんの宿セレクトがヒットして、かなーり快適な決戦前夜。機材の準備も万端。熟睡。
そして当日。去年44分、44分と来て、最後に48分と垂れたという反省から、序盤は抑えていくという計画。(結果的にはこのプランは失敗だったけど)
ここだけの話、ツールド北海道の選考に残るのは最低限鹿屋以外の国立大学では一番じゃなければならないという点にとらわれて、守りに入ってしまったのは否めない。実際、守りに入るほど強くはない。
サポートの皆さんのお陰で、スタート前は時間たっぷり。アップも20分ほどやってバッチリ。
そしてスタート。往路は抑え気味で43km/hでかなりみんなに余裕あり。大田がペースコントロールしてくれてる。復路は向かい風だけど、41km/hくらい。ところどころ突風がふいてキツいけど、まだまだ余裕あり。
そして2周目へ。やってしまった。折り返しのコーナーをぬけた直後、ものすごい突風が吹いて、坂田と自分がよろけて接触。自分が転倒。本当に頭が真っ白になった。これですべて終ったと思った。
でも道に転がってる場合じゃない。急いで復帰。
走りはじめてから自分の体を見ると、擦り傷程度。ただ、自転車はステムごとバーが右に曲がってしまってる。ポジションが傾くので腰が痛い。けど簡易無線で聞こえてくる有田さんの声を聞いて、とにかく声だして気合いいれて復活。
その後は短めに引いて凌ぐ。2周目の折り返し地点くらいでだいぶ体は回復。アドレナリンのお陰で傷はいたくないけど、腰がしびれる。。そこからは普通に引いて普通に休む感じ。
そのあとはもうあまり覚えてない。同志社に一回抜かれて、抜き返して、早稲田に抜かれて、法政に抜かれて、京産に抜かれて。。
割とイーブンに引けたつもりだったが、3周目の復路は風が強くて最後は短めにしか引けず。練習であんなに強かった坂田も足つって付き位置になってて、やっぱりみんな辛いんだなーっと、低下してきた意識の中で思ってた。もう、最後の5kmは長くて長くて。腰痛いし。ゴール。苦痛から解放された喜びと、ゴールまでたどりつけた達成感と、不甲斐なさと、なんか色んな気持ちがごちゃ混ぜになって泣けてきた。


ラップは43分50、44分50、44分30。12位。鹿屋以外の国立1位という最低目標はクリアしたが、10位以内には入れなかった。監督もおっしゃってたが、まず設定ラップが遅すぎた。42分くらいを目標にしないと話にならない。みんな本当に苦しくなったのは3周目後半で、あきらかに不完全燃焼。自分の落車がなかったとしても、せいぜい1分短縮ぐらいで、これでも11位の東北学院には全然及ばなかった。もっともっと、自分達にキツいノルマを課さなきゃいけない。来年は8位入賞が最低条件。今の東大の成長率ならきっといける。

最後になりましたが、長時間の運転をして下さった岩崎さん、監督、マッサージからホイール交換の手配まで色々して下さった平松さん、無線からずっと声援を送ってくれてた有田さん、機材準備から雑用まで嫌な顔一つせずこなしてくれた小宮山、そしてたくさんの部員のみんな、本当にありがとうございました。結果は不甲斐ないものでしたが、皆さんのご協力がなければもっと酷い結果だったかもしれません。特に有田さんの励ましが無ければ、自分は落車後すぐ千切れてました。 
来年のメンバー選考はますます厳しくなると思います。自力でメンバーに入れるよう頑張ります。