UTokyo bicycle racing team

26日、27日の二日間、手嶋さん宅に宿泊させていただき、大田とピスト合宿。

26日は雨が強く練習できなかったが、大田はスプリント用の、自分は中距離用のポジションをだしてもらい、手嶋さんに貸していただいたフレームで新しい自転車を組んだ。

27日は快晴。自分達を含め6人で、ピストで公道を集団走行後、タイヤ引き。

集団走行は約50kmしか走らなかったが、ロードとは違って思いギアを踏み続けなければならないうえに足を止めることができないためだろうか、ロードでは味わったことのない足のだるさを感じた。ペダルはロード用のものではなくピスト用のものを使用した。慣れるのには時間がかかったが、ロード用のペダルとは違い足が外れる心配がないので思いっきり力を加えることができる。スプリントや千トラで好タイムをねらうならピスト用のペダルが必要だと感じた。

タイヤ引きは、カーペーサーの後ろでタイヤを引きながら下り坂でトップスピードにもっていき、そのあとの登りでその速度を維持するというもの。自分はギア47−15を使用。かなりケイデンスがあがるので、一回目は足がまわされている感じになり、上り坂では全く速度を維持できなかった。手嶋さんにどんなにケイデンスがあがっても自分で足を回しているという意識を持てとアドバイスをいただいて二回目に挑戦。今度はそこそこ速度を維持できた。高ケイデンスで足を回すため必要だと感じたことは二つ。腹筋のパワーとハンドルの握り方。腹筋のパワーが必要だと感じたのは二回目のタイヤ引きを終えたあとに腹筋にかなりのだるさを感じたため。ハンドルの握り方は、腹筋のパワーを最大限に活かすために必要だと感じた。小指と薬指に力を入れて、肘をしめるように強く握ると、体全体が丸まり、腹筋により力を入れやすい姿勢となる。以上の二つに注意することで、高ケイデンス時の縦横両方のゆれを抑えることができたと思う。このときの感触は、自転車を地面に押さえつけている感じだった。さらに、体全体を丸めたときにはどうしても顔が下を向いてしまう。逆に顔を上に向けようとすると腹筋がやや伸ばされる感じになって力を入れにくくなる。そのため、もがくときには、視線だけを上げて、顔をなるべく起こさないようにもがかなければならないだろう。

最後になりましたが、この合宿を企画してくださった監督、宿泊のお世話と熱心なご指導をしていただいた手嶋さん、ありがとうございました。この合宿で得たものは大変大きかったと思います。この場を借りてお礼申し上げます。