UTokyo bicycle racing team

何とか11時頃には群馬CSCに着き、自分と新藤・高木・有田・小宮山・平岡・坂田の7名は本来の午前のCクラス100km(17周)ではなく、午後のDクラス72km(12周)に参加することができました。
ただし、格下クラスへの参戦なので表彰対象にはならないオープン参加。今回のJCRCでは、入賞と商品獲得を目指していただけに残念。その分、とにかく結果を残すしかない。
今回は、7名も参加するので事前に作戦を練りました。それは、12周のうち9周目の上りで逃げを打ち、残り20km以上を最後まで逃げ切ること。
初めの展開はゆっくり。苦手なヘアピンの下りを慎重に行く。群馬のヘアピンは落車が多くて怖いんだよなあ、と思っていたら早くも前方で落車が。誰かと思えばまさかの新藤君。
単独落車で追突もされなかったようだったのが救い。だが、彼を失ったことは今後の展開上、非常に痛い。ウォーミングアップをする暇が全くなかったので、最初は集団内でおとなしく過ごす。
5周目くらいで1人が逃げる。すぐに捕まるだろうと思っていたら、なかなか捕まらず少し焦る。逆に集団の統制はあまり取れていないようだ。8周目くらいでようやく吸収し、再び先頭集団は1つに。
そして、いよいよ逃げを打つ予定にしていた9周目に。高木君、有田君に確認する。行けそうだ。アタックポイントに行く前に集団前方に上がっておかなければ、と9周目が始まった地点ですぐに最前線へ。下りで少し踏む。振り返ると、意外と集団と距離が開いている。すぐ後ろには高木君。
予定の上りの前のまだ下りであり、さらに有田君がいないが、このチャンスを逃すわけにはいかない、と苦手な下りで踏んでいく。半周踏みまくり、ついにいっぱいいっぱいになり、高木君に交代。上りで切れそうになるが、何とかついていき、振り返ると見事に逃げが決まっていた。
ついてきたのはなるしまの1人だけ。3人で回していく。ここからがさらにきつい。ゴールまではまだ長い。気が遠くなりそうだ。下りは自由にラインを取れるので走りやすいが、足を休める暇がないので心拍は上がりっぱなし。切れそうになるのをこらえる。集団は10秒後ろらしい。
そのうちに、単独で追走してきた2人が合流。ローテーションの順番は適当だが、皆、逃げ切りたい思いは一緒なのでペースはそれほど落ちない。そして、最終周回。
心臓破りの坂でさすがに集団はばらけだし、最後のスプリントへ。結果、高木君が残念ながら競り負け、2位。僕はスプリントする力が残っておらず、4位。
もう一息でしたが、自分から逃げを作り、逃げ切った展開自体はなかなか楽しめました。